2011年6月5日日曜日

T-Mobile Sidekick 4G:Review



そろそろレビューでも書こうかな…と。

ハードウェア



パーツの殆どがプラスチックで出来ているため高級感は無いが作りはしっかりしていて2年位でボロボロになるといった感じでは無いかな…


3.5インチLCD搭載端末としてはかなり大きく、幅はMotorolaMilestoneとほぼ同じで縦方向は4.3インチLCDを搭載したhtc EVOとほぼ同じ…重量も162gとMilestoneよりはちょっと軽いがそれでもAndroidを搭載した携帯電話の中では重い方だろう。


microUSBポートは蓋付き
ストラップホールが有るのはGood!


バッテリーカバーはよくあるバリバリと剥がすタイプ

端末スペックはHummingbird1GHzにRAM512MBとSamsungGalaxySとほぼ同じスペックとなっている。
ディスプレイはSuperAMOLEDでは無く普通のLCDだが屋外でに視認性も良く不満は無い。

キーボード



Samsung製という事でEpic4Gのようにやたら固いキータッチなんだろうなぁとイメージしていたのだがそのような事は無くタイプしてて気持ちの良い素晴らしいキーボードだ。

筐体サイズは大きいのだがキー自体は中央に寄っていてEpic4Gみたいにやたら幅が広くて使いにくいと言った感じは無く丁度良い。
キーがそれぞれ独立していてクリック感もしっかりしている…ハードウェアキーボード付きAndroidの中ではこれが今のところベストなのではないだろうか。

ナビゲーションキー


多くのAndroid端末はタッチパネルの下に「menu、back、home、search」と言った感じにボタンが配置されているのだがSidekick 4Gはポートレートモード時下部に「back、torackpad、menu」上部に「jumpkey、home」とかなり独特な配置となっている。キーボードを開いた状態で使うのであれば特に困らないのだがポートレートモードメインで使うのにはかなり無理がある…backキー長押しでhomeキーと同じ動作になるのでポートレートモードでも使えなくは無いですけど…そもそもランドスケープモードで使用する事を前提にデザインされた端末なのでそう考えれば自然な配置だと思う。


最近の端末としては珍しく光学トラックパッドが付いている。
トラックパッドの性能としてはhtc Desireと同じような感じで使いにくくは無いがもうすこしセンシティブに反応してくれればなぁと言った感じ。
最初からWakeupとして割り当てられてるのでroot取って書き換えて…といった面倒な事をしなくてもtrackpad downでスリープ状態から復帰できる。

カメラ


3メガピクセルでフラッシュは無し。
特別キレイといった感じでは無いが全く使い物にならないという程では無い…少なくともMotorolaMilestone、Milestone2よりは良い。


Sidekick UI


SamsungTouchWizがベース

Lock Screenのデザインがかなり独特で好みが分かれそう…

Lock ScreenでMusic playerのコントロールが出来たり着信があった場合表示してくれたりと結構手が込んでいる。
個人的に一番気に入っているのがスクリーン解除の方法で、下方向にスライドさせると通常通りロックを解除するのだが上方向にスライドするとロック解除と同時に指定したアプリが起動する。


Sidekick4GにはJump keyというアプリケーションが用意されている。これは通常のAndroidで言うところのHome長押しのアプリ起動履歴表示みたいな物。
Jump key「///」を押すことでこのメニューが立ち上がる。また、jump key+アルファベットキーでアプリケーションを起動させる事も可能。

Sidekick4GのHome長押しはNotification Openに割り当てられてる。


地味に嬉しかったのが電話帳…海外キャリアから出ている端末だが日本語のフリガナにちゃんと対応している…日本語での検索もOK


それとHomeLauncherの出来の良さに驚いた…何時もAndroid端末を買うとすぐにLauncherProに変更してしまうのだがSidekick4Gは標準Launcherのまま使用している。
サクサク動くしデザインも好み…

SIMカードの相性、受信感度


T-Mobileから発売された端末なので当然SIMロックは掛かっている。日本国内で使用する為にはSIMロックを解除する必要がある。

ドコモ音声SIM、ドコモデータSIM、b-mobile U300の3つのSIMを試したがどれも問題なく使用する事が出来た。
U300に関してはアンテナピクトが表示されない、なんちゃって圏外モードに入りバッテリー消費が激しくなる…といった端末が多いのだがSidekick4Gはそのような事は無い。
ただ、やはり3Gで通信させるとバッテリー消費は激しく、WiFi運用ではDisplayOn5hでバッテリーレベルが100%から15%になるのに対し、ドコモデータ、U300では3.5h位にまでバッテリーのもちが悪くなる感じ。

受信感度は良好でMotorolaMilestone、HW-01C、BF-01Bが圏外だったエリアでも何とか通信する事が出来た…受信感度-110dBmとかなりギリギリな感じではあるが。


面倒くさくなってきたからとりあえずこれ位に…
キーボードの良いAndroidが欲しいって人にはあまりオススメ出来ないけどキーボードの良いスマートフォンが欲しいって人には良い端末なのではないかなと…
少なくとも素のAndroid最高!CyanogenMod最高!って人にはオススメしない